2016年1月16日土曜日

2016年1月16日 会議

自然農田んぼ塾議事録

日 時:2016年1月16日(土)PM2:00~4:30
場 所:里山情報館
出席者:11名

1.反収・分げつ数の推移(2011年~2015年)
  • 2014年は表面を覆う草の量が足りずイグサやヒエが繁茂しイナゴの害も発生した。その反省から2015年は刈り草を表面に敷くことで草を抑え、ヒエも実をつける前に抜いた結果、収量が増えた。
  • 分げつ数と反収の関係は、品種(朝紫、紅染もち)によって相関関係が見られた。


2.SRIと非SRI、直播と移植栽培の反収比
  • SRIと非SRIの反収比は、1.21:1でハザ架けの量から推定した反収比とほぼ一致した。
  • 直播と移植の反収比は、1.52:1でハザ架けの反収比1.18:1と大きく異なった。(3cm間隔直播)
  • ハザ架けの束密度によって推定結果が異なることが分かった。
  • 2016年は3cm,6cm,9cm間隔の直播を行い、4月20日頃に地温が10度以上になってから種まきを行う。


3.J-SRI研究会の発表資料
  • 2015年12月15日東大農学部のJ-SRI研究会にて宍塚里山の谷津田でのSRI栽培実験について逢坂氏より説明。自然農とSRIの組み合わせは世界的にも珍しく出席者の関心を惹き6月に圃場見学の予定。
  • 付録のSRIと非SRIの比較資料は、J-SRI研究会の後で一般向けに作成。




4.苗代作りについて
  • 3月10日(木)と12日(土)の9時から、希望者を募って第1段階整地作業)を行う。

5.田んぼの学校
  • 1月11日 ならせもち 親子130名参加 7臼搗く。役割分担、後継スタッフの育成が課題。

6.家庭用生ごみ処理プラント 美浦村の野菜畑 仁礼 久貴
  • シマミミズを利用して、生ごみを分解する方法を説明。ブロック7個を日陰の半地下に組み、天板で雨除け、新聞紙とボロ布で乾燥を防ぐ。
  • 生ごみは、塩抜きをして適当な大きさに裁断。冬期はミミズの活動も低下するので新聞を厚めに敷く。アメリカミズアブやサシの発生に目を配り、卵を見つけ次第取り除く。

7.米麹を作る手順 内田さん
  • 市販の米袋(30kg入り)を利用して米麹を作る方法を説明。
  • 1日目:米を量り水につける。
  • 2日目:米の水切り、米を蒸す。米に麹菌をふる。米袋に入れ保温。
  • 3日目:混ぜる。温度管理(30~40度)発泡スチロールにペットボトルにお湯を入れ温める。
  • 4日目:冷やす。甘い香り、栗のような香りがする。
  • 5日目:完成。麹ができれば味噌、醤油、甘酒が作れ、夢が膨らみます。どぶろくも作れます。

8.次回の田んぼ塾会議:3月26日(土)PM2:00~
  • 2015年度のまとめと2016年度の計画について、種まきについて、等。

自然農田んぼ塾事務局 菊地 敏夫


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