2015年7月18日土曜日

2015.07.18 会議及び勉強会報告

自然農田んぼ塾会議&勉強会報告
2015/7/18
PM2:00~4:30
参加者:11名
  
1. 田植えに向けた準備作業、田植え、田植え後の状況について
 5月中旬より田植えに向けた準備作業として、イグサの根をのこぎり鎌で切り、凹凸を均平化する為刈り払い機で地面を削りレーキでならし谷津の草を刈り田んぼに敷いた。一部の田んぼを除き、刈草を敷き詰めたが、この作業が後々の草取り作業の省力化につながった。6/13より6/22までのべ人数48名で田植えを実施。田植え後、根が活着するまで水位を上げ、その後間断灌漑を実施。一部の田んぼでイネの食害が見られたが、原因は不明。バッタによる食害か。
2. SRI栽培実験の進捗について(その2)
 6/6、2回目草取り、6/16、開帳型の分げつ始まる。6/26、3回目の草取り、分げつがさらに進み放射型に。草丈65cm、分げつ数15本(トヨサト)、7/6、草丈70~80cm、分げつ20本(トヨサト)、非SRI稲と比較しても違いは歴然。従来の「苗半作」という常識が覆った。

3. 直播き栽培実験の進捗について(その2)
 6/6、草丈32cm、6/16、イネドロオイムシの食害。6/26、分げつ開帳型から放射型に。SRIの稲に比べ茎葉とも細く分げつ10本と少ない。3cm間隔の稲は隣の稲に邪魔され広がらない。

4. イネの生育調査の実施について
 全品種10株の草丈と分げつ数を1か月半の間、1週間ごとに記録し、秋に収穫する生産量と生育過程の相関を調べる。第1回目は7月26日午前9時~参加希望者は田んぼに集合。

5.  勉強会「有機農業公開圃場現地検討会」に参加して~M
 日時:2月27日 場所:金子農場(神栖市)
 特徴:無農薬、無化学肥料の自然農法、MOA自然農法文化事業団に所属。
 作付け面積:米20a、畑作(ナス、トマト、ピーマン、キウイ、ヤーコン他)30a 労働力:本人と両親
 販売先:レストランとの直接取引
 きっかけ:化学農薬全盛期に母親が原因不明の病気に。化学農薬に懸念をもち、以来食事療法にて改善。畑は砂地で松林(防風林)の松葉と米ぬかで堆肥を作り、輪作、コンパニオンプランツなどで害虫を防除。
 M氏自身も八郷で自然農の畑を実践中。
6.  田んぼの学校~Abさんより
 草取り実施、虫の観察会(7/18)、2家族参加。秋の収穫(脱穀、籾摺り)では地元農家の協力を仰ぐ。

次回会議は9月26日(土)PM2:004:00イネの生育調査結果について、稲刈りスケジュールについて、次年度の栽培品種・作付けについて、等。

 自然農田んぼ塾生 K