2016年11月23日水曜日

2016.11.23 自然農田んぼ塾会議

自然農田んぼ塾議事録

1123日(水・祝)14:0016:00 里山情報館
出席者:11
笠間からW氏が参加。I氏とつくば自然農の会を立ち上げ、田んぼ(2反)畑を川口式自然農で実践中。
1.   2017年の作付案 菊地より説明。
田んぼCの一部にいせひかり(伊勢神宮で古くから作られているお米、うるち米)田んぼA1-1にプリンセスサリー(カレーやピラフに適したお米、香り米)田んぼB2A2、苗代に雑穀(アマランサス、アワ、キビ、ヒエ)を提案したが、雑穀については、湿地での生育に難があることや収穫後の調整に手間がかかることから再度検討。ビオトープにマコモを植える。SRI、非SRI領域にトヨサト以外に緑もちを加える。

2.   トヨサトの評価
コシヒカリ、トヨサト、ミルキープリンセスを外観・香り・味・口当たり・粘り・柔らかさで+2(良い)~-2(良くない)で評価。コシヒカリの評価が高いが、年齢によってはトヨサトが高い場合もあった。昨年のトヨサトの評判は芳しくなく今年のトヨサトで食味試験を実施する方向で検討する。



3.   2017年のSRI栽培実験の計画
SRI実験3年目の2017年は、肥沃度の高い田んぼFと肥沃度の低い田んぼB1で間断灌漑と常時湛水の場合で稲の生育、収量を比較する。同時にもち米(緑もち)とうるち米(トヨサト)が間断灌漑によってどう違うか比較する。
SRI領域の苗は中苗を移植する。


4.   新種まき具の試作結果について
種まきを1粒ずつ苗代に置く作業は、土が指に付き作業性が課題であった。新種まき具は、種をプラスチックの穴に入れ仕切りの板をずらして一挙に穴から種を下に落とすことで均等に種まきができる。


5.   籾摺り機と保冷庫の導入
現在の籾摺り機は人が絶えず横についていないといけない欠点がある。
大型の籾摺り機を導入し籾摺りの手間を省きたいが電源が単相200Vで電気工事が必要、三相200Vの場合、更に東電の引き込み工事が発生する。
農家に籾摺り機を探してもらっているが、まだ回答はない。
保冷庫については、都内の百貨店に色付き米を売り切ることで不要になった。
パッケージデザインについて、菊地がS氏及びデザイン会社と相談する。
6.   田んぼの学校、行事
かかし送り~12/10 かかしに手紙をつけて燃やす。
ならせもち~1/15、餅つき、閉講式
7.   次回の自然農田んぼ塾会議
121日(土)PM2:004:00 里山情報館
勉強会~伊藤氏「微生物の話」

その他、「おくのむらさき甘酒プロジェクト」の呼びかけを行う。

自然農田んぼ塾事務局 菊地敏夫