2017年4月22日土曜日

4/22 自然農田んぼ塾開講式&種まき

2017年度自然農田んぼ塾開講式&種まき

本日(4/22)自然農田んぼ塾の開講式と種まきを行いました。
参加者:大人14名、子ども2
上高津貝塚資料館→大池→自然農田んぼ塾の田んぼ

   嶺田塾長からは、学生時代に福岡正信さんの自然農と出会い、田んぼの草に関心を持ったこと。
稲作が日本列島に4000年前位から伝わり、里山の谷津田のような湿地で米が作られたこと。
機械化が進み、谷津田での米づくりが経済的にも成り立たなくなってしまったこと。
一方で里山での田んぼ作りは様々な動植物にとって欠かせないものであること。
生きものいっぱい お米もざくざく みんなで楽しく 田んぼ作りは、この会の合言葉として谷津田に集う人々に受け継がれていくこと。

   及川理事長からは、里山の保全には地元の方、一般市民、学生、企業、行政が関わりを持っていること。
つながりを大切にして後世にこの里山を残してほしいと話がありました。

   逢坂さんからは、川口由一さんとの出会い。エピソード。
不耕起について、自然農は土を耕さないのはなぜ?という話を文献と自らの体験から話されました。
耕すことで土壌中の小動物・微生物の命が絶たれること。
耕さないことでミミズや微生物の働きによってバランスのとれた土壌になること。
自然農に切り替えてから、労力が大幅に削減できたこと。
抑草対策として、田植え前に生えている草の生長点を切ることと稲わらや枯草を数センチ上に敷くこと。

   菊地から今年のテーマ「自給的な暮らし」について話をしました。
先月会議で話し合った内容を具体的に進めていきたいと思います。ビオトープ、キャンエコとのミーティング(4/23)新規開墾(筑波学院大、4/24)作業スケジュールについても説明。

次回の作業は、田植え(511,13,14,18,20,21日)、田んぼ塾会議は527日(土)PM2:00~里山情報館です。

   自己紹介が終わり、大池に移動し昼食。
坂本ファミリーが歌(混ざる、どっちが強い弱い?、米)を披露してくれました。



   田んぼに移動し、種まきの開始。
最初に種まき具の使い方を説明。(穴の周囲に種もみを置き、1粒づつ穴の中心に種もみを置く。全部置いたら手前に少しずらす。器具を持ち上げ、落ちた種もみを確認。重なっている所や欠けているところを調整する。) 
以前は、バラマキで種まきをしていましたが、重なってしまったりムラがあったりで発芽がそろいませんでした。
それから改良を重ね、現在の形に至りました。おそらく日本中で宍塚だけの方法です。種まき具は逢坂さん手作りです。

参加された皆さん、お疲れ様でした。小さなお子さんも最後まで頑張ってくれました。
宍塚の里山には、普段ゲームや遊園地では体験できない色々な生き物がいますので、五感を研ぎ澄まして
遊びに来てください。

自然農田んぼ塾事務局
菊地敏夫