2019年10月27日日曜日

2019.10.26自然農田んぼ塾稲刈り

令和元年10月26日(土)9時半~14時
場所:自然農田んぼ塾の田んぼ
参加者:午前4名、午後6名

大雨の後ですが、稲刈りを行いました。
刈り取った稲は、マンゲツモチ、神丹穂、ミドリモチ、プリンセスサリーです。

ザクザクとノコギリ鎌で稲を刈る感触が心地よい。
通りかかった子どもたちが「あ~稲刈りしてる。」と
声を掛ける。

刈り取った稲は、竹で組んだおだに干します。

お天とうさまの光で栄養が稲に送られます。


今回は、T高校の高校生も稲刈りに参加してくれました。

2019年8月18日日曜日

2019.8.17稲の生育調査と草取り


昨日、稲の生育調査と草取りを行いました。
参加者:11

猛暑が予想されたので、時間を30分早めて開始しました。それでも背中に照り付ける日差しは強い。

生育調査は、草丈と分けつ数を10株数える作業です。
品種:ミドリモチ、トヨサト
これを調べることで稲が順調に育っているか、分かります。
今年の稲は、ヒョロヒョロして分けつが少ないそうです。
 
草取りは、ヒエを中心に取り除きました。
イネの葉の先端が目に刺さらないように注意をしながら進みます。

今年は田んぼの表面に水があるせいか、ハート型の葉のコナギも
見られました。

1時間ほど作業をして木陰で休憩。差し入れの梅ジュースと果物で喉を潤します。
「これ一人で作業していたら大変だよね、皆でやるからなんとかできるけど。」

農家の苦労が少し体験できました。

2019年7月28日日曜日

2019.7.27自然農田んぼ塾会議

自然農田んぼ塾会議を行いました。
里山情報館、参加者:7名


    従来:田んぼの草を全面刈り、田んぼ周辺の刈草を敷く。
    問題点:大変な労力、無理がある。
    新方式:苗を植える部分のみ筋状に草を刈り、水を入れることで草を抑える。
    メリット:草をかき分けることなく、作業効率が良い。
    デメリット:節水型の従来型に比べ、半湛水型で水の使用量が増える。
    圃場A(谷津上流側:土壌肥沃度高い)、圃場B(谷津下流側:土壌肥沃度低い)で
    間断灌漑の差が出るか、移植する苗(乳苗、稚苗、中苗)による差、
    間断灌漑の日数の変化(湛水2日、落水5日)で差がでるか、調べる。
    現在、圃場Aでは常時湛水の方が生育が良い。圃場Bでは間断灌漑の効果が出ている。
   (間断灌漑は630日より実施)
    播種:416日、2.7cm5.4cm8.1cm間隔で1粒まきと3粒まき、
    鳥よけネットあり、なしで実施。
    発芽:425日、発芽率1粒まき50~80%、3粒まき90%以上
    719日現在、2.7cm間隔のものが生育が良い。
議題4.J-SRI研究会の宍塚での開催
    日時:87日(木)午後遅い時間
    場所:里山情報館から田んぼへ移動
    メンバー:J-SRI研究会(1015名)自然農田んぼ塾(2~3名)竹園高校(3~4名)
議題5.総会に向けて
    日時:817日(土)15:0017:00
    場所:四中公民館
         自然農田んぼ塾の計画:無農薬・無施肥による米づくり、SRI栽培実験、直播栽培、
     竹園高校JRC(Junior Red Cross)部との協働
         財政基盤の充実(会費の値上げ、会報発行部数の見直し、観察会の有料化・
           寄付など検討)
    現役世代へのボランティア活動への参加呼びかけ
          (子育てが終わって自由になる時間が増えた人、働き方改革で休暇が増えた人に
    今からアプローチする)
    日時:929日(日)13:3016:30
       場所:霞ケ浦環境科学センター(茨城県土浦市沖宿1853)
    入場料:無料、予約不要
    後援団体募集:農業関係、地域通貨グループ、ゲルソンランチの会

次回、自然農田んぼ塾会議:928日(土)14:0016:00 里山情報館

2019年7月13日土曜日

2019.7.13草取り作業

草取り作業を行いました。
参加者:16名

自然農の田んぼでは、草を敵視しません。ただし稲の生育を妨げないように草を抑えます。そのまま放置すると草の方が勢いが強いので、草に埋もれてしまいます。手前は草を取った状態、奥はまだ草を取っていない状態。


苗の両脇の草と根元の草を手で抜いていきます。抜いた草はその場に天地返し(根を上にして寝かします)

一人で行うと気の遠くなる作業も大勢で行うと早く、楽しく作業が進みます。

苗が顔を出すと「助けてくれてありがとう。」と言っているようです。

草取りをした後は、田んぼの景色が変わります。


2019年6月2日日曜日

2019.6.1自然農田んぼ塾田植え


本日、田植えを行いました。
参加者:13名(午前)、4名(午後)

1. 苗取り:苗床から苗を数株ずつ取っていきます。(品種:黒米、神丹穂)
      その際に泥は残したまま。
    雑草(コウザンセキショウ、ヒエ)を取り除きます。

感想:昨年は苗取りはしていませんでした。
(あらかじめスタッフが苗取りをして移植のみ行いました)

2. 田植え:竹ベラで草をかき分け、地表面を出して竹ベラの斜めになっている部分まで穴を開け1本ずつ苗を穴に入れて、周りの土を寄せます。

感想:実家が農家で田植えの経験あり。今回のような田植えは経験がありません。田植えの常識が覆されました。

3. さなぶり:田植えのお疲れ様会。レンガで炉を作り、竹炭を中段に敷き上に鉄板を乗せてバーベキュー&焼きそばを作りました。食欲に負けて写真を忘れました。

感想:キノコが美味しかった。火つけ、野菜切りなど頑張ってくれました。
里山で活動した後、皆で食べる料理は格別です。


2019年5月25日土曜日

2019.5.25自然農田んぼ塾会議



本日、自然農田んぼ塾会議を行いました。
参加者:5名

1. 田植えのお疲れ様会(さなぶり)
参加者の多い61日(土)12:0013:00にファーマーズセンターでBBQ&焼きそばを食べながら懇親を深めます。会費制:実費を割り勘(小・中・高校生は無料)
  申込は、5/30まで。下記のメールか電話でお願いします。
  e-mail:yokappe_tuchuula@vmail.plala.or.jp
     TEL:080-5414-0769

  9品種中7品種が90%(過去最高)、苗代の均平化が功を奏した。
間断灌漑の間隔を昨年までは3日(湛水)4日(落水)で運用していたが、今年から2日(湛水)4日(落水)
に変える(宍塚の谷津田が粘土質のため)
乳苗・稚苗・中苗の比較:SRIは乳苗移植が特徴だが、乳苗は扱いが難。稚苗・中苗で生育に差がなければ
乳苗にこだわらない。
鳥よけのネットを張った場合と張らない場合、蒔く間隔を2.7cm5.4cm7.1cmに分けて実験。
鳥よけは、スズメの被害を想定したが宍塚は猛禽類のサシバやオオタカが営巣しているので、スズメの数が少ない。
張らない場合と差がなかった。今年は、水位管理・除草作業を重点的に行った結果、順調に発芽し生育している。


2019/5/25自然農田んぼ塾田植え


本日田植えを行いました。
参加者:6名

1. 苗取り:苗代から数株ずつ苗を取っていきます。(品種はミドリモチ)
その際に気を付けることは苗の根についた土を洗い落とさない事。土を付けた状態で植えていきます。


2. 田植え:上に敷いた草を竹べらでかき分けて、穴を開け1本ずつ苗を落とし込み、周りの土を寄せます。
苗がまっすぐ立っているのがベスト。また余り深く植えすぎない事。
  ヒモを張って、印の手前に植えます。移動の際には苗を踏まないように。


3. 休憩:熱中症対策のため、水分補給と小まめな休憩を取ります。
4. 苗取り:もう一つの苗代からプリンセスサリーを苗取りします。
ここの苗代は、雑草(コウザンセキショウなど)が多い。

5. 田植え:今年から新たな取り組みで、ヒモを張らず、予め除草した列に自分のペースで植えていきます。
上に枯草がない分、作業はしやすい。ただし田植えの後に抑草のため枯草を敷く。


通常の田植えとは異なるやり方です。水を張っていない分、歩きやすく四つん這いになって作業ができる。

腰への負担は少ない。田植えの後は水位を上げていきます。
苗取りの様子。苗箱の苗と違い、しっかりと根を張っています。なるべく苗に負担を
かけない様に周りの土と一緒に指に力を入れてすくい上げます。


2019年5月18日土曜日

田植えの準備作業(草取り作業)


本日、草取り作業を行いました。
参加者:4名

イネ科の植物の場合、根元に生長点があり上だけ刈ってもすぐに生えてくるため、
のこぎり鎌を使って、草の根元から切ります。


根は残しておきます。根の周りには微生物や小動物の餌になる栄養分が集まっています。


ヨシなどの地下茎のある植物も2~3年刈っていると徐々に減ってくる。
刈った草は、その場に敷いておく。さらに予め刈った周辺の草を上に敷く。
こうすることで新しい草が出てこない。

緑の風景が茶色に変わりました。
草取りをしていると「瞑想に似た感覚」になります。
無心で一つの事に向き合う。
その波動のようなものが、お互いの中で共鳴している状態、至福の時です。

田植え前の準備(除草作業)


宍塚周辺の田んぼでは、田植えが進んでいます。
自然農田んぼ塾の田植えも5/25,26,6/1,2を予定しています。

一般の農家では田んぼに水を張って、代かきという作業をします。
これは苗を均一に植えるため田んぼを平らにならし、又水を張ることで雑草を抑える
ことにもなっています。

自然農田んぼ塾では、水を全面に張りませんので代かきはしません。
その代わりに雑草を抑えるための除草作業をします。
苗を植えた後に雑草(ヒエなど)との競争に負けないように、予め対策をします。
今年は新兵器が登場しました。

刈り払い機の先に小ぶりの歯のついた草刈り機(通称アイガモン)です。
これで地面を数回滑らせ、雑草の発生を抑えます。

従来は立ち鎌や刈り払い機で雑草の根元を刈っていました、自然農田んぼ塾メンバーのIさんより
こういう便利なものがあると紹介され、導入しました。

ただし本来は水を張った状態で、使用する器具ですので、あまり強く押し付けると歯を傷めるおそれがあります。
優しく表面を滑らせるように慎重に行います。

本日(5/18)午前中と明日(5/19)午後、除草作業を行いますのでご興味のある方、
お越しください。



2019年5月4日土曜日

緑もち移植(2019.5.3)

緑もちを移植しました。
連休に入り寒い日が続いていましたが、この数日気温が上がり稲の生育も進んだようです。
新しい冒険の始まりです。
緑もちの乳苗移植経過報告

2019年4月29日月曜日

田植えのスケジュール

自然農田んぼ塾の田植えのスケジュールをご案内します。


518日(土)9:3012:00 草取り
525日(土)9:3012:00 田植え 
       14:0016:00 里山情報館にて会議
526日(日)9:3012:00 田植え 
       13:0015:00 田植え
61日(土)9:3012:00 田植え 
      13:0015:00 田植え
62日(日)9:3012:00 田植え 
      13:0015:00 田植え
68日(土)予備日
69日(日)予備日

服装:汚れても良い服装、長靴、手袋、帽子、タオル、飲み物
参加費:会員は無料、会員以外は500円/回

参加可能な日を下記メールアドレスまでメールをお願いします。


2019年4月26日金曜日

稲(トヨサト、緑もち、まんげつもち)の発芽

稲の発芽の様子
空に向かって指さすように葉が伸びています。
同時に根も下に伸びていきます。
人の赤ちゃん同様一生懸命、生きようとしています。

2019年4月22日月曜日

田んぼの管理作業

日常の管理作業を見学しました。
1、水の出口の補強
出口には水圧がかかり、水漏れの原因となります。
木の杭を内側と外側に打ち込み、板で遮断します。
中には竹の筒が埋め込まれていて、上を歩くことができます。
2、畦の修復
ザリガニや根によって穴の開いた畦をレーキやスコップで修復します。水漏れを防ぐ地道な作業です。
3、泥の掻き出し
溝は泥ですぐに埋まってしまいます。ひしゃくを使って出口側から泥を掻き出します。
4、発芽した種の管理
発芽したての種は、非常にデリケートです。水を多すぎても少なすぎてもいけません。天気予報を見ながら種の生育を見守ります。

溝の管理作業は、道路や水道管の維持管理に通じるかもしれません。地道な縁の下の力持ち。このお陰で稲はスクスクと育ちます。


2019年4月20日土曜日

マンゲツモチ発芽

先週(4/13)種まきをしたマンゲツモチが発芽しました。
小さな命の誕生です。
スクスクと育ってほしいと願っています。

2019年4月14日日曜日

自然農田んぼ塾開講式と種まき

2019年4月13日(土)9:30~12:30
場所:里山情報館から自然農田んぼ塾の田んぼ
参加者:24名

内容:開講式
   O理事長より宍塚の自然と歴史の会の紹介(パネルによる)
   M塾長より自然農田んぼ塾へようこそ
   OSさんより宍塚で行われている自然農についてイネの一生について
   Kより2019年作付け計画苗代の整備について
   自己紹介
   今回、新メンバー16名が加わりました。
   常陽リビングの記者さんも参加されました。
   これからも随時メンバーを募集中です。
   種まき
   自然農田んぼ塾の田んぼへ移動し、苗代に種もみ(マンゲツモチ、イセヒカリ)
   を蒔きました。2cm間隔になるように種もみが重ならないように慎重に蒔きま
   す。中腰の姿勢なので後で腰にきそうです。
   
次回は、苗が育つ5月下旬に田植えを行います。

2019年4月11日木曜日

苗代の整備

2019.3.30 (土)9:30~12:00
場所:自然農田んぼ塾の田んぼ
参加者:7名

苗代とは、稲の種もみを蒔き田植えまでの間、稲が成長する所。稲が均一に発芽するように凸凹のない平らな状態にします。凸凹があると種もみが水の中に沈んでしまい発芽しない箇所が出るためです。

自然農田んぼ塾の苗代は、田んぼの一画を区切って苗代にする水苗代。他にも畑の状態で育てる畑苗代や田植え機に合わせた箱苗代(現在ほとんどの農家はこのやり方)があります。

今回の作業は、昨年の切り株を鎌や鍬で取り除き、鍬で凸凹を均す作業。周囲の溝に水を溜めて水面を基準に上に出ている箇所を減らしていく根気のいる作業です。

最終的には数ミリ単位で均します。鳥のさえずりを聞きながら瞑想の世界に迷い込んだ気がしました。




2019.3.23自然農田んぼ塾議事録


場所:里山情報館
参加者:10名

1.    開講式と種まき
日時:413日(土)9時半~12時、少雨決行、雨天は14日に順延
場所:里山情報館から自然農田んぼ塾の田んぼ
内容:開講式~Oさん(5分)、Ⅿさん(10分)、OSさん(15分)、K(5分)、自己紹介(40分)田んぼへ移動(10分)種まき(60分)
参加メンバー(新・旧、竹園高校)への呼びかけ(K)
おやつ:プリンセスサリーのおにぎり(K)
田んぼの学校の開講式と種まき
日時:413日(土)1時半~3
場所:上高津貝塚資料館から大池
種まき~414日(日)10時~11時、11時~12
    420日(土)1時~2時、2時~3
2.    苗代の整備
日時:330日(土)9時半~12時 竹園高校JRC
   46日(土)9時半~12時 自然農田んぼ塾メンバー
場所:半溜堤防大池側の苗代、内容:草取り、均平化
3.    アカガエルの産卵状況
昨年の産卵数(256)に比べ、今年は507と倍増。産卵場所もビオトープ(297)、田んぼ(210)、少ない水を管理している逢坂さんに感謝。
4.    30周年、運営会の報告
会報の巻頭言、観察会の年表を冊子にまとめる。
これからの会の将来についてアンケートを会員に配る。
会の収支のバランスが崩れてきている。部会ごとに支出の見直しを図る。
5.    SRI圃場
品種:トヨサト、緑もち、方法:乳苗、稚苗、中苗(トヨサト)移植
間断灌漑(3日湛水、4日落水の期間を2日、6日に変更)
圃場は2か所(半溜堤防、北と南)
直播栽培も継続。
6.    大麦栽培
場所によって生育の差あり。(日当たり、水はけの良い所は生育良い)
大麦は、根を深く張り田んぼの土壌の通気性・透水性を良くする。
刈った大麦は草マルチとして敷く。