2018年3月25日日曜日

2018.03.25 自然農田んぼ塾会議


自然農田んぼ塾会議議事録

日時:2018325日(日)PM2:003:30
場所:里山情報館 
参加者:9

議題1 アカガエルの卵塊調査(江原さんより報告)
2/114個の卵塊を確認。その後寒波が襲来し2月末までに8個を確認。
3月に入り4日に216個、12日に258個を確認する。
昨年は234個、一昨年は218個、2015年以降200個台の数値に落ち着いている。
2015年以前は600台、800台の年もあった。産卵場所の変化か、親個体の減少が原因か、アカガエルに聞いてみたい。

議題2 食味検査、前回試食用の米(ABC)を渡し5名の方から結果を提出してもらった。検査項目は、外観、香り、味、口当たり、粘り、柔らかさ、総合評価で良から良くないまで5段階評価
A(コシヒカリ)
外観:良2、やや良2、ふつう1、香り:良2、やや良2、ふつう1
味:良3、やや良1、ふつう1、口当たり:良2、やや良2、ふつう1
粘り:良3、ふつう1、やや良くない1
柔らかさ:良3、ふつう1、やや良くない1
総合評価:良3、やや良1、ふつう1
B(トヨサト)
外観:良1、やや良1、ふつう2、やや良くない1
香り:良2、ふつう3、味:良2、ふつう2、やや良くない1
口当たり:ふつう3、良1、やや良くない1
粘り:良1、ふつう1、やや良くない2、良くない1
柔らかさ:良1、ふつう3、やや良くない1
総合評価:良1、やや良い1、ふつう1、やや良くない2
C(イセヒカリ)
外観:良2、やや良い1、ふつう1、やや良くない1
香り:良2、やや良い1、ふつう1、やや良くない1
味:良2、やや良い1、ふつう2、口当たり:良2、やや良い1、ふつう2
粘り:良2、やや良い1、やや良くない2
柔らかさ:良2、ふつう2、やや良くない1
総合評価:良2、やや良い1、ふつう2
総合評価だけで見ると、A(コシヒカリ)>C(イセヒカリ)>B(トヨサト)の順であった。
また炊き立てと冷えた状態での味の比較は行っていない。昨年、キャンエコの活動日にコシヒカリとイセヒカリを食べ比べた時は、イセヒカリが優位だった。(甘いという意見があった)

議題3 2017年度の結果と2018年度の計画
2017年度の結果
(1)     種もみの発芽率~2017年は種まき後稲わらを大量に敷いた結果、発芽率は2040%と大幅に低下した。
(2)     玄米の反収~2017年度は、夏場から秋口にかけ雨量が多かったことから前年に比べ増収となった。
(3)     SRI実験~間断灌漑と常時湛水、トヨサトと緑もちの比較を実施。間断灌漑の開始時期が早く初期の成育に差が生じた。トヨサトと緑もちの比較では、トヨサトは間断灌漑、緑もちは常時湛水が優った。
(4)     直播実験~2.7cm5.4cm8.1cmの間隔で筋蒔きをした。発芽率は2040%、反収は5.35.8/
2018年度の計画
(1)     種まき~苗代Ⅰ(半溜め堤防北側)4/14,4/15(田んぼの学校と協働)種まき後は防虫ネットを架ける。
苗代Ⅱ(半溜め堤防南側)4月下旬(竹園高校と協働)種まき後は枯草、鳥除けネットを敷く。
(2)     SRI実験~間断灌漑に開始時期を遅らせる。それ以外は2017年度と同じ条件。
(3)     直播実験~2.7cm5.4cm8.1cmの間隔で1か所に3粒まきの所を設け発芽率100%を目指す。
(4)     開墾と米づくり(古代米プロジェクト)~竹園高校の生徒と先生、自然農田んぼ塾のメンバーで12/3から2/17まで4回の作業を行った。3/31里山情報館にて学習会、4月下旬種まきを予定している。

次回の自然農田んぼ塾会議は、5/27PM2:004:00 里山情報館
また苗代の整備3/31AM10:002:00,4/8PM1:304:00を予定しています。
菊地敏夫




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