自然農田んぼ塾会議議事録
2015/5/30
PM2:00~4:30
参加者17名
参加者17名
1.種の発芽率について-2014年度と比較して-
7品種のうち4品種が昨年度よりダウンしていた。原因としては、種まき位置刻印具が昨年度は手製のもので深さが5mm以内の穴になっていたが、今年度は市販の苗ポットを使用したため、突起部が3cmあり深い穴ができ、種が水没し酸素が充分に供給できなかったことが考えられる。来年度は周囲に木枠を付けて5mm以内の穴に収めることを検討している。
- 討議資料 2015年度の種発芽率について(PDFはこちら)
2.苗の葉身長と葉齢の変化について
昨年に比べ、葉身長の生育が進んでいる。今年は日照時間が長く気温が高めであるため苗の生育が進んだと考えられる。
- 討議資料 苗の葉身長・葉齢の変化について(PDFはこちら)
3.田んぼの草の発生状況
毎年秋に地力向上のためクローバーの種を蒔いている。5月クローバーが繁茂しイグサを抑える状況が生まれている。イグサがかなり消失しクローバーとスズメノテッポウが競合している。またミミズが増えてきて、有機物の蓄積が進んでいる。田植えまでに刈り草を敷きつめる予定。
4.SRI栽培実験の進捗について
SRIとはthe System of Rice Intensificationの略で、フランス人によって1983年にマダガスカルで開発された稲作法。乳苗移植と間断灌漑、粗植・一本植えを組み合わせた栽培方法で、反当り収量が20俵前後という多収量が報告されている。
2品種(トヨサトとハッピーヒル)で実施。順調に生育中。乳苗のため植え付けには神経を使うが、通常の成苗に比べ苗の活着が早く生育も早い。今後5日間程度の周期の間断灌漑で推移を見守る。草取りはこれまでに1回実施。
- 討議資料 SRI栽培実験の進捗について(PDFはこちら)
5.直播き栽培実験の進捗について
2月初めに種を蒔く筋の表土を約10cm幅、深さ1cm削り、水位を上げて水の溜まった所に雑草の種の入らない山砂を敷き平らにし、表面を枯草で覆った。4月21日から4日間で3cm、6cm、12cm間隔の筋蒔きを行った。種蒔き後、覆土し枯草を敷き水位を上げた。
発芽率は、3cm間隔が65%、6cm間隔が47%、12cm間隔が35%であった。5月21日現在、葉身長16cm、葉齢2.5。今年、整地から種まきまでの期間が2か月間あった為、表面が荒れてしまった。来年は、整地から種まきまでの期間を短縮する。
- 討議資料 直播き栽培実験の進捗について(PDFはこちら)
6.田植えの準備作業と田植えスケジュール
6月6日、7日午前9時から12時、午後1時から4時=田んぼの草を鎌で刈り、野原の刈草を敷く。雑草の根の残っている所は鎌でほぐす。
6月13日、14日、20日、21日午前9時から12時、午後1時から4時=早生の朝紫、まんげつもちから田植え、その後晩生の6品種を田植え。
田んぼの学校のスケジュール
6月7日、午前観察会、午後朝紫田植え(奥の田んぼ)
6月20日、21日 朝紫、まんげつもち田植え、昼さなぶり(田植えを終えたことを慰労する伝統行事)。
7.次回の田んぼ塾会議 7月18日(土)午後2時から。
勉強会の話題提供は、
Mさん「有機農業公開ほ場現地検討会に参加して」
Uさん「My boom」
自然農田んぼ塾生 K
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