2016年5月3日火曜日

5/1~5/2 SRI栽培イネの田植え

SRI栽培イネの田植え
2016.5.3  自然農田んぼ塾事務局 逢坂

  2015年から始めたSRI栽培実験は、ことしで2年目になります。
  SRI(the System of Rice Intensification)は「稲作強化法」と呼ばれ、①乳苗移植、②疎植一本植え、③間断灌漑を組み合わせた多収量稲作法です(詳しくは、資料「低投入・多収量稲作法SRI(the System of Rice Intensification)について」参照)。
 乳苗とは、苗丈が数cm9cm、葉齢が0.51.5で、胚乳がまだ50%程度残っている赤ん坊の苗です。50%程度残っているデンプンのエネルギーを使って、イネが移植後旺盛に成長を開始するのが特徴です。
 苗代に4810日にまいた種が416日に発芽しました。その後徐々に芽が伸び、苗がようやく乳苗になりました。そこで、SRI栽培用のトヨサト(うるち米)の苗を51日午前、2日午前の2日間にわたって田植えしました。参加者はそれぞれ5名と6名で、1日は田んぼB1SRI領域、2日は田んぼFSRI領域を植えました。
 写真1は、430日に撮影した苗代でのトヨサトの乳苗です。苗丈は68cm、葉齢は0.81.2でした。 

写真1

 写真2は、52日に田んぼFSRI領域でトヨサトの苗を植えている様子です。 

写真2

 写真3は、たてよこ30cm間隔に乳苗を植えたところ、写真4は、そのうちの一本をズームアップしたところです。田植え後すぐに水位を上げたため、苗の根元に水が浸っています。 

写真3


写真4
   
 以下に、田植えまでに行った圃場の準備作業を時系列的に示します。
(1)  圃場の平坦化
 4月下旬に溝に水をいっぱい張り、その水位を基準にしてアメリカンレーキを使って、凹凸度が2cm以内になるよう圃場を平坦化しました(写真5)。圃場全体にわたってイネがムラなく成長するために、圃場の平坦化は不可欠です。
写真5

(2)  田植え直前の除草
 田植えの34日まえに、圃場に生えた草をノコギリ鎌と立ち鎌で刈りました。除草効果を上げるため、草刈りと同時に、数mm程度表面の土を削りました。そのあと、アメリカンレーキで表面を平らにしました。
 写真6は、除草まえの圃場、写真7は、除草後の圃場です。 
写真6


写真7

(3)  圃場全体に稲ワラとヨシをカバー
 昨年秋の収穫後に出た稲ワラを数cmの厚さで圃場全体に敷き、そのあと、半溜谷津で刈ったヨシの堅い茎を稲ワラの上にかぶせました(写真8)。
 稲ワラを圃場全体に敷くのは、日光が地表面に達しないようにして、雑草の光合成を阻害し成長を抑えるのが目的です。またヨシの堅い茎をかぶせるのは、①稲ワラの被覆効果を高めるため、および②強風で稲ワラが飛ばされないようにするためです。
 写真8



 SRI栽培するイネは、苗丈が短いため、田植え後の初期の段階で雑草との競争に負けないよう細心の注意が必要です。上記の(2)(3)の準備作業は、雑草の成長を妨げるための二段構えの対策です。


※資料
「低投入・多収量稲作法SRI(the System of Rice Intensification)について」




2016年4月18日月曜日

直播き栽培実験を開始しました

直播き栽培実験を開始

2016.4  自然農田んぼ塾事務局 逢坂
 イネの直播き栽培は、移植栽培にくらべて
(1) 育苗や田植えの必要がないため、農作業が大幅に省力化できる、
(2) 移植による成長中断や根の植え傷みがないため、たくましいイネが育てられる、
というメリットがあります。
 その反面、直播き栽培を成功させるためには、
(1) 種の発芽率を上げるため、圃場全体を凹凸が種の大きさ(2~3mm)程度になるよう平坦化すること、
(2) イネがそれ以外の草との競争に負けないようにすること、
(3) 種が鳥に食べられないよう、圃場面を保護すること、
などの課題があります。
 2015年は、上記課題に対する対策を立てたうえで直播き栽培実験を行いました。その結果、種間隔3cm、6cmのスジまきで反あたり収量7.9俵という好成績が得られました。しかし課題(1)に対する対策が不十分だったため、種の発芽率が3cm間隔まきで65%、6cm間隔まきで47%という低い値でした。
 2016年の直播き栽培実験は、課題(1)に対する対策を強化して種の発芽率をできるだけ向上させること、それによってイネの収量がどこまで上がるかを把握すること、を目的としています。
 まず実験を開始するための準備として、4月初めに、種をまくスジ状の領域に生えた草をきれいに取ったあと、表面から2~3cmの深さの土をほぐしました。(写真1)で、黒っぽい部分が種をまく領域です。次に、4月13日に溝に水をいっぱい入れ、その水位を基準にしてまずレーキで荒く平坦化したあと、つぎに水たまりを砂で埋めて平坦化の仕上げをしました。(写真2)は平坦化を終えたところです。なお、圃場は3つの領域に分けてあり、いちばん奥が種間隔3cm、中間が種間隔6cm、いちばん手前が種間隔9cmの領域です。
写真1 種をまく領域の草を撮り、表面の土をほぐしたところ
写真2 水を張ってレーキと砂で種をまく領域を平坦化したところ
 平坦化を終えたあと水を落とし、Kuさん、Kiさんといっしょに4月15日に種をまきました。(写真3)は種まきのあと覆土したところ(茶色い部分)です。つぎに、(写真4)に示すように、鳥に種を食べられないよう圃場面全体に稲ワラを敷いたあと、種に水を供給するため溝に水をいっぱい入れました。
写真3 種まきをしたスジ状の領域に覆土したところ
写真4 種まきの後、鳥よけのために稲ワラを敷き、水を入れたところ
 実は2015年は、圃場の整地・平坦化は2月初め、種まきは4月20日過ぎでした。整地・平坦化から種まきまで2か月以上空いていて、その間に表面が荒れたため、種の発芽率が低下したものと思われます。
 2016年は、上で述べたように種まき直前に整地・平坦化したため、種をまいた領域はまったく荒れていません。したがって、種の発芽率は2015年に比べて改善されると予想されます。


ワード文書はこちら

2016年4月12日火曜日

4/8~10 種まき

2016.4.12
自然農田んぼ塾事務局  逢坂
種 ま き

 数か月におよぶイネ作りのスタートとなる種まきは、4月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間にわたって行いました。自然農田んぼ塾のメンバーは延べ10名参加しました。10日は、田んぼの学校の生徒(おとな20名、こども24名)といっしょに種をまきました。
 種まきの直前に、苗代面に種をまく位置に印をつける作業を事務局で行いました。写真1は印をつけたところです。まず苗代面に2~3mmの厚さで薄く一様に砂をまきました。そして、その上に写真2に示す種まき位置刻印具を裏返しにして押し当てて、たてよこ3.25cm間隔に印をつけました。写真2で黒く見えているのは、市販のポット苗育成用プラスチックトレイ(商品名プラグトレイ)で、突起の高さは28mmあります。その周囲に、ストッパーとして厚さ25mmの木枠をとりつけ、突起の高さを3mmとしました。したがって、種をまく位置には、深さ3mm程度の穴があいています。
写真1 苗代面の種まき位置に印をつけたところ
写真2 種まき位置刻印具

 写真3は、田んぼの学校の生徒が種まきしているところです。それぞれの穴に一粒ずつ種をまいています。種と種の間隔を広くとり等間隔に種をまくメリットは、(1)健康で発育が一様にそろった苗ができること、(2)発芽率が正確に求められること、にあります。
写真3 印の位置に1粒ずつ種をまいているところ
 種をすべてまき終わったあと、2~3mmの厚さで砂をまき、種を覆土しました。そのあと、種が鳥に食べられないよう鳥よけネットをかぶせ、さらにその上に保温用のビニールカバーをかけました。最後に、種に水分を供給するために、溝の上面ぎりぎりまで水を張りました。写真4は、種まきの翌日の苗代面の様子で、溝から染み出した水で苗代面がたっぷり水に浸っています。
写真4 苗代面が水に浸っているところ
      
 種が発芽するためには、以下の3つの条件がそろうことが必要です。

  1. じゅうぶんな水分があること : 種重量の15%の水を吸ったとき発芽の準備が始まり、25%に達したときに発芽が可能になる、と言われています。
  2. 種のまわりの温度が高すぎず低すぎず適度であること : 種の給水には温度が関係し、発芽に必要な給水量が重さの25%になるのに、10℃で10~12日、15℃で6~8日、20℃で4~5日かかります。発芽の最低温度は約10℃、最高温度は約40℃です。
  3. じゅうぶんな酸素があること : 酸素がたっぷりあると、種の胚から出る幼芽と幼根が同時に伸び、正常に発芽します。ところが覆土が厚すぎたり種が水につかったりしていると、酸素不足になり、発芽しなかったり、発芽してもその後の生育が悪くなります。

 4月中~下旬の時期は、種まきから発芽まで一週間から10日かかります。その間、水分・温度・酸素の管理に細心の注意が必要です。








2016年3月26日土曜日

2016.3.26 会議

自然農田んぼ塾会議議事録

2016326日(土)PM2:004:00
出席者:11

1.   2015年度まとめについて
  全ての品種で発芽率80%以上を目指したが、2品種が達成、5品種は未達であった。原因は、種まきの際の刻印具にストッパーがなかった為穴が深く付きすぎて種もみが水没したことが考えられる。
 抑草対策のため刈り草を敷き詰めた効果でヒエやイボクサを抑えることができた。敷き詰め切れない田んぼではヒエ・イボクサが繁茂した。ヒエは見つけ次第、刈り取り田んぼの外へ出した。
 直播きの蒔き方を点播きから筋まきに変更し、3cm6cm12cm間隔で種を播いた。発芽率が3cm65%)、6cm(47%)12cm(35%)とバラついたのは田んぼの面が傾斜になっていたことが考えられる。
 福岡正信氏が開発したハッピーヒルを試験栽培し、トヨサトと比較した結果、ハッピーヒルの単収はトヨサトに比べて約40%少なかった。
 SRISystem of Rice Intensification、稲作強化法)を自然農で試験栽培し、通常の移植栽培に比べ2割の増収が得られた。
2. 2016年度計画について
 種もみの発芽率を向上させるため刻印具にストッパーを付ける。種もみの前処理は水選別のみで行う。
 朝紫の代わりにおくのむらさき(うるちの紫黒米)、まんげつもちの代わりにはまかおりとし、ハッピーヒルはやめる。
 抑草効果の為刈り草を均等に敷く。柔らかい草を下に固い草を上に敷く。
クローバーはやめる。以前蒔いたレンゲが咲いている。ミミズも増えている。しばらく様子を見守る。
直播きの栽培は、3cm6cm9cmの間隔で行う。田んぼ面の平坦化は昨年時期を早目に行い荒れてしまったので直前に行う。
 SRIの栽培実験は、今年は広い面積で行い影響を調べる。(6/5 J-SRI研究会の視察あり)
 4つの収量要素(分げつ数、モミ数、登熟歩合、もみ重量)の予想収量と実際の収量が一致するサンプルの取り方を検討する。
 現行の「不耕起自然農イネ栽培手引き書」をわかりやすく、使いやすく改定する。


3. 2016年度作付計画を提案し承認された。

4. 2016年自然農田んぼ塾作業スケジュールを提案し承認された。 
種まきは4/7,9,109:00~12:00,13:00~16:004/10は田んぼの学校と合同

5. ニホンアカガエルの卵塊数調査(江原さん)
2010372個、2011550個、2012874個、2013675個、2014611個、2015216個に対し、2016年は218個だった。
カエルが増えるとヘビが増え、それを餌にするサシバが子育てをする。
昨年は2羽のサシバが巣立った。今年もサシバが渡ってくる季節。
6. 2016年「田んぼの学校」生徒募集
201524家族が参加。2016年は1415家族が既に申し込み。
子ども達の感想文を見ても1年通して米づくりに関わり成長の後が見られた。大人も担当係を決め積極的に参加する。

次回の自然農田んぼ塾会議は528日(土)1400~。議題は、(1)苗の生育の状況、(2)田んぼの草の発生状況、(3)田植えのスケジュール、(4)SRI実験、直播き実験の進捗、(5)J-SRI研究会の見学会(6/5)の準備、など。

自然農田んぼ塾事務局 菊地 敏夫


2016年3月21日月曜日

苗代つくり

                2016.3.21  自然農田んぼ塾事務局

苗代つくり

田植えまでのあいだ、イネの苗を育てるための田んぼが苗代です。
苗代に種をまき、種が芽を出し、苗が育ちます。種がちゃんと芽を出し苗がしっかり育つには、苗代として次の2点が必要です。
(1)イネ以外の草が生えないようにすること、
(2)種の大きさ(23mm)と同程度以下の凹凸となるよう、苗代面を平坦にすること。
そのために、以下の手順で苗代をつくりました。
まず準備作業を、310日と12日、のべ9名が参加して行いました。作業内容は以下のとおりです。

  表面に出ている草を取って外に出す、
  表面に落ちている雑草の種を除去するため、表面の土を1cm程度削って外に出す、
  種をまくところが幅約110cmの帯状になるよう、両側に幅約20cm、深さ約20cmの溝を掘る(110cmというのは、実際に種をまくところより数cm広い幅)
  表面から数cmの深さまで土をほぐす(苗の根が伸びやすいようにするため)。

写真1 準備作業を終えたところ

このあと、いよいよ苗代つくりにとりかかりました。317日、18日、20日の3日間、のべ9名が参加して、以下の作業を行いました。

  溝に水をいっぱい入れ、その水位を基準にしてアメリカンレーキで表面を平らにする(第一次平坦化)、
  水没したところに、水面ぎりぎりになるまで砂を入れる(第二次平坦化)、
  溝に入れた水を落としたあと、約1mおきにアーチ状の支柱を立て、防鳥ネットをとりつける(防鳥ネットのとりつけは、種が発芽したとき鳥に食べられないようにするため)、
  平らにした面が荒れないよう表面を保護するため、その上にビニールカバーをかぶせる(ビニールカバーは、苗を育てるときの保温用としても用いる)。

②の第二次平坦化は、農作業の経験が浅い人でも確実に平坦化ができるようにするために、事務局が考案した方法です。

写真2は、砂を入れて第二次平坦化をしているところ、写真3は、左側と真ん中の帯が第二次平坦化を終えたところ(右側の帯は、準備作業が終わり苗代つくりにとりかかるまえ)、写真4は、左側と真ん中の帯がビニールカバーで表面を保護し、右側の帯が第二次平坦化を終えたところ、写真5は、苗代つくりが完了したところです。
4月上旬の種まきまで、雨が降ったり動物が入り込んだりして苗代面が荒れないよう、ビニールカバーをかぶせておきます。
写真2
写真3
写真4
写真5


2016年1月16日土曜日

2016年1月16日 会議

自然農田んぼ塾議事録

日 時:2016年1月16日(土)PM2:00~4:30
場 所:里山情報館
出席者:11名

1.反収・分げつ数の推移(2011年~2015年)
  • 2014年は表面を覆う草の量が足りずイグサやヒエが繁茂しイナゴの害も発生した。その反省から2015年は刈り草を表面に敷くことで草を抑え、ヒエも実をつける前に抜いた結果、収量が増えた。
  • 分げつ数と反収の関係は、品種(朝紫、紅染もち)によって相関関係が見られた。


2.SRIと非SRI、直播と移植栽培の反収比
  • SRIと非SRIの反収比は、1.21:1でハザ架けの量から推定した反収比とほぼ一致した。
  • 直播と移植の反収比は、1.52:1でハザ架けの反収比1.18:1と大きく異なった。(3cm間隔直播)
  • ハザ架けの束密度によって推定結果が異なることが分かった。
  • 2016年は3cm,6cm,9cm間隔の直播を行い、4月20日頃に地温が10度以上になってから種まきを行う。


3.J-SRI研究会の発表資料
  • 2015年12月15日東大農学部のJ-SRI研究会にて宍塚里山の谷津田でのSRI栽培実験について逢坂氏より説明。自然農とSRIの組み合わせは世界的にも珍しく出席者の関心を惹き6月に圃場見学の予定。
  • 付録のSRIと非SRIの比較資料は、J-SRI研究会の後で一般向けに作成。




4.苗代作りについて
  • 3月10日(木)と12日(土)の9時から、希望者を募って第1段階整地作業)を行う。

5.田んぼの学校
  • 1月11日 ならせもち 親子130名参加 7臼搗く。役割分担、後継スタッフの育成が課題。

6.家庭用生ごみ処理プラント 美浦村の野菜畑 仁礼 久貴
  • シマミミズを利用して、生ごみを分解する方法を説明。ブロック7個を日陰の半地下に組み、天板で雨除け、新聞紙とボロ布で乾燥を防ぐ。
  • 生ごみは、塩抜きをして適当な大きさに裁断。冬期はミミズの活動も低下するので新聞を厚めに敷く。アメリカミズアブやサシの発生に目を配り、卵を見つけ次第取り除く。

7.米麹を作る手順 内田さん
  • 市販の米袋(30kg入り)を利用して米麹を作る方法を説明。
  • 1日目:米を量り水につける。
  • 2日目:米の水切り、米を蒸す。米に麹菌をふる。米袋に入れ保温。
  • 3日目:混ぜる。温度管理(30~40度)発泡スチロールにペットボトルにお湯を入れ温める。
  • 4日目:冷やす。甘い香り、栗のような香りがする。
  • 5日目:完成。麹ができれば味噌、醤油、甘酒が作れ、夢が膨らみます。どぶろくも作れます。

8.次回の田んぼ塾会議:3月26日(土)PM2:00~
  • 2015年度のまとめと2016年度の計画について、種まきについて、等。

自然農田んぼ塾事務局 菊地 敏夫


2015年12月15日火曜日

2015年度第4回J-SRI研究会で「宍塚里山の谷津田でのSRI栽培実験について」報告

 去る12月15日に東京大学農学部で開かれた2015年度第4回J-SRI研究会において、「宍塚里山の谷津田でのSRI栽培実験について」と題して報告しました。

 SRIに関しては、下記資料を参照してください。
by 逢坂福信

【J-SRI研究会に参加した自然農田んぼ塾メンバーの感想】
 SRIとは、 the System Of Rice Intennsification (稲作強化法)すなわち増収策のことです。J-SRI研究会は、東大農学部、明治大学農学部など各大学教授,院生、アジア諸国の留学生、関心ある一般人が集い、SRIに関して行うシンポジウムです。
 今回、逢坂さんが「宍塚里山の谷津田でのSRI栽培実験」の演題で報告を行い、SRIの実験成果を宍塚里山の紹介を含めて、① 自然農による実験結果であること、② 20%の増収があったこと、③ 乳苗を移植したこと、④ 間断灌漑の実際を紹介したこと、⑤ 来年も再現性を調べるために実験を行うことなど非常に分かりやすく説明していました。
 他のSRI実験報告では我が国のような温帯地帯では必ずしも増収をもたらさないと結論づけたものもあり、注目を集めていました。
 私の田圃では草に負けて実験結果を得ることができませんでしたが、逢坂さんの成果・熱意に触発されて来年もう一度チャレンジしたいと思っています。(伊藤孝男さん)

 初めてJ-SRI研究会に参加して、稲作技術の普及に取り組む方々の熱心な議論にびっくりっぽんの連続でした。
 SRIは元々日本にあった乳苗、疎植、間断灌漑技術だが、現在の日本ではあまり普及していないこと(収量を上げる必要がないため)
 タイ、インドネシア、カンボジアなどSRIの普及している村では、熱心なリーダーの存在が欠かせないこと
  自然農(川口式)とSRIの組み合わせは、世界でも例がなく皆さん興味深く、宍塚の圃場見学(6月) を希望されたこと
 SRIの日本語訳について「稲作強化法」「エスアールアイ」など議論がありました。私としては、テロ組織「IS」と間違われやすいので「稲作強化法」がいいと思いました。(菊地敏夫さん)


※J-SRI研究会HomePage(Japan Association of the System of Rice Intensification)は以下