2015年9月26日土曜日

2015.09.26(土) 会議

自然農田んぼ塾会議議事録

1.日時 : 2015年9月26日(土)14:00~17:00
2.場所 : 里山情報館
3.出席者 : 11名
4.議事の概要
(1) イネの生育曲線の2011年および20132015年の比較
(2) 稲刈り、脱穀・唐箕・もみすりのスケジュール案
(3) 「朝紫」から「おくのむらさき」への紫黒米の転換について(提案)
(4) 2015年の予想収穫量と2016年の作付案
(5) SRI栽培と非SRI栽培、および直播き栽培と移植栽培の反当り収量比の推定法について(提案)
5.議事の経過
(1)  2015年のイネの生育曲線によると、総じて2014年から回復傾向にある。これは、2015年は雑草対策(とくにヒエ対策)に注力したことが主因と考えられる。



(2)  スケジュール案の再確認

(3) 「おくのむらさき」への転換を決定。「朝紫」はモミが残ることと収量が低いことが欠点。


(4) 2016年は、①SRI実験用圃場を広げる、②付加価値の高いかおり米(はまかおり)の増産を目指す。

(5) 各収穫比の推定法の解説。SRIイネと非SRIイネの生育や収量を詳細に比較するために,収量を構成する要素の,面積あたりの株数,1株あたりの穂数,1穂あたりのモミ数,モミの登熟歩合,登熟モミ1粒あたりの重量,登熟モミに対する玄米重量比,を計測する。各収量構成要素は,イネの生育と関係があるため,劣っている要素を把握することにより,どの生育時期に課題があるのかを推察することが可能となる。



6.その他
 Mi塾長へ質問
(1) Iさんからの田んぼにおける各種雑草への対応について
 Iさんが川口式自然農法で耕作している水田で問題となっている雑草について解説。湿生雑草よりも乾生雑草が多いことから,畦畔からの雑草の侵入に気を付けること,できれば湛水期間を確保すること,田植え前に刈り敷く草の量を増やして,敷草による雑草抑制効果を高めること,などをコメントした。
(2) Uさんから畑における雑草一般への対応について
 Uさんが管理している3反ほどの畑の植生管理の方策について議論。通路部を広くとって刈り払い機による管理をしやすくする,雑草植生をうまく利用して,粗放管理にマッチする作物を植えていく,管理できる面積から徐々に耕作面積を増やしていく,果樹などの永年生作物を導入,などのコメントがでた。
自然農田んぼ塾生 U